環境対策、そしてエネルギー

トップ > 事業内容 > 環境対策、そしてエネルギー

事業内容
環境対策、そしてエネルギー

環境対策

創世記の地球に満ちていたCO2を酸素に変え、現在の生命環境を作り出した微細藻類。その偉大な力を今我々はあらゆる環境浄化に必要としています。
高濃度で微細藻類を培養する当社の密閉型培養装置はそのままCO2削減装置になります。
また放射能を除去出来る藻類、汚泥処理で活躍する藻類、汚水処理に役立つ藻類など、そのバラエティーは豊富です。

エネルギー

あまり知られていませんが、我々が現在地中数千メートルから掘り出している原油の起源は、太古の昔に海底に堆積した藻類が、数億年をかけ地殻変動により地中に潜りこみ油化したものです。
現生の多くの藻類もその細胞内に石油の成分に類似した物質を含んでいて、それが乾燥させた重量の50%を超える藻類さえ存在します。

► 藻類の幅広い環境浄化作用

《CO2削減》
CO2を吸収し酸素を排出する、それが植物の基本作用です。それを非常に効率的に、且つ高濃度で行えるのが微細藻類です。 高濃度培養が可能になった、密閉型培養装置である当社の新型培養装置は視点を変えると、そのまま“CO2削減装置”でもあります。 CO2を物理的に酸素に変えながら、同時にバイオマス生産を行う、“利益の出せるCO2削減”こそが、CO2削減の根本的な解決方法だと考えています。

▣ 培養装置を利用した (環境・エネルギー)事業 -CO2削減とバイオ燃料生産の両立-

► その他の微細藻類による環境浄化

《放射能除去》
福島原発の事故後、あらゆるメディアで何種類もの“放射能吸着藻類”の存在が取り上げられました。
現在福島では、その中でも最も効果の高い某藻類が実際の除染に使用されています。

《汚泥処理》
ある種の藻類は、汚泥の臭い除去及び総量軽減に既に使用されています。

《汚水処理》
有機物を栄養源として生育する微細藻類は、汚水中の有機物を栄養源として取り込み、特殊な有害物質を吸着する事が知られており、汚水処理に期待されています。

► バイオ燃料とその他のエネルギー生産

ボツリオコッカス顕微鏡写真ボツリオコッカス顕微鏡写真

《バイオ燃料》
その特出した石油類似物質の含有量と通常植物の数十倍の成長速度から、藻類は次世代バイオ燃料生産の代表格と言われてきました。
しかし、実際には培養の方法論が確立されていない事から、机上の空論に終わる事が多く、少なくとも池培養の延長線上にはその答えが無いと言うのが当社の基本スタンスです。
バイオ燃料を生産するために藻類を培養すると言う論理に無理があり、当社では今後、CO2削減や希少物質生産の副産物として排出される藻類バイオマスを活用し、バイオ燃料を生産する事を計画しています。

《水素生産》
藻類の中には、生育過程で水素を産生するものが多種類あり、希少な藻類バイオマス生産の副産物として水素を取り出し、事業化する事を計画しています。

《その他》
現在研究機関にて実際に研究されている“藻類によるエネルギー生産”に、藻類バイオマスを活用した「新たな太陽光パネルの開発」と、同じく藻類バイオマスを活用した「蓄電池の開発」があります。
これらの研究開発も、その必要とされる藻類が特定された際の事業化への大きな課題は“その藻類は大量培養できるのか?”と言う事です。
当社はその答えを所有しており、いつでも実用化可能です。